2018年10月31日水曜日

11/18『いのちとみそのお話会~味噌作り~』@Space わに

『いのちとみその輪ファンディング』にお申し込みを頂いた「Spaceわに」さんで、
11月18日にお話とみそ作りのイベントが開催されることになりました◎






「いのちとみその輪ファンディング」は、サイトそのものを手づくりしてみて、我ながら「わかりにくいかなー」と思ったり、「申込みにくいかなー」と思ったりしていました。

このファンディングは、既存のクラウドファンディングサービスを使っていないので、いわば、スーパーやマーケットで売っている味噌が主流の中で、路面に突然味噌を並べ出したようなものでもあると思います。

「この味噌、大丈夫か?」とか「スーパーに置いてもらえないからここで売ってるんじゃないのか?」というような疑念を持たれても仕方ないと思います。

ですので、思いを受け取っていただいたこと、実際にイベントを一緒に作っていけることは本当に嬉しいことです。

ひとつひとつのイベントを、ドキドキしながら立ち上げていくこと、当日を迎えるまでの道のりを一緒に考えていくことを、ゼロから始めていくことを通じて「人と人のつながる輪」を作るための初心に帰っていくような気持ちになっています。

皆さんにお会いできること、とても楽しみにしています。

今回のイベントを通じて、イベントが終わったら解散、ではなく、そこから味噌が熟成していくように、ご縁を育んでいけたらと思います。


ここで改めて、今回のイベントの告知をさせていただきます。


・「Spaceわに」ホームページ

・Facebookイベントページ
https://www.facebook.com/events/1069467823177937/



以下、「Spaceわに」さんが作られた告知文を紹介します。


・・・以下、告知文です・・・

いのちとみそのお話会  〜味噌作りWS〜


みそは「身礎(みそ)」とも言い換えられ、古い時代から日本人の心身の健康を支えてきた大切な食品です。

「みそ作りは難しい」「みそは冬にしか仕込めない」といわれていますが、実際はどの季節に仕込んでも美味しいみそが作れます!

手作りみその魅力は、作る人によって全然違う味になるところ。

同じ時期に同じ場所で仕込んでも、保管場所や保管容器、熟成期間によって、色も味も違います。

講師は味噌作りや茜染めなどの手仕事をテーマに全国各地でワークショップを開催している冨田貴史さん。

冨田さんは、みそを通して食、人々の関係性、文化などあらゆる視点から独自の取り組みをされています。

その活動の一つの「いのちとみその輪ファンディング」(https://inochitomisocf.blogspot.com/p/blog-page.html)から今回の企画が生まれました。

味噌を作ることに、じっくり半日時間をとって、「みそを知る」「みそを食べる」「継続的なつながりをつくる」ことをコンセプトにしています。


1、みそを知る中は大豆を茹でながら、いのちとみそのお話を伺います。
ブックレット『いのちとみそ』の内容を中心にした味噌についてのお話です。
 (みその違い、原料、効能、歴史など)
 参考ページ・・・「いのちとみそ」内容紹介
 https://inochitomiso.blogspot.com/p/blog-page_15.html


2、みそを食べるお昼は各地のみそをたしなみながらの養生みそ汁付き持ち寄りご飯の時間となります。
食べることは、暮らしとコミュニティの原点を見直すきっかけづくりとしての大切な場となります。分け合うことで豊かになれるそんな時間になると思います。持ち寄りは各自無理せずに食べたい量だけで結構です。一人が一人分持ち寄れば、それだけで豊かな食卓になります。


3、継続的なつながりをつくる午後からは、みそを仕込みます。

天然糀、自然栽培在来種大豆、自然塩などを贅沢に使った風味豊かなお味噌づくりです。
継続的に味噌づくりができるように基本の米味噌を作ります。
原料にもこだわりがあり、丁寧なお仕事をされている方からご用意いたします。


お味噌は1キロずつ持ち帰りいただく予定です。

お子さまも一緒にできる簡単な作業なのでお子さま連れの方も大歓迎です。

気軽にお味噌作りを体験し、手作り味噌の美味しさを味わってください。


◆参加費:4500円
 (味噌1kgお持ち帰り)
10時半〜12時  みそのお話(味噌の効能、材料、作り方など)
12時〜13時半  みそ食べ比べ、養生みそ汁と持ち寄りご飯 
(お昼ご飯は各自ご用意ください。余裕のある方は、皆にわけあう一品をお持ち頂ください)
13時半〜15時半 米味噌作り


◆参加人数
15名限定


◆米味噌作り材料
・無農薬有機大豆
兵庫県丹波篠山(たんばのはたけ)
・米糀 
神奈川県厚木(いかりみそ)
・天日窯焚き塩
長崎県平戸(塩炊き屋・海の子)


◆講師 冨田貴史さん
http://takafumitomita.blogspot.jp/
大阪中津にて養生のための衣食(茜染め、麻褌、味噌、鉄火味噌など)を自給する冨貴工房を営む。ソニーミュージック~専門学校講師を経て、各地でワークショップを続けている。
ワークショップのテーマは暦、養生、手仕事など。
疎開保養プロジェクト「海旅Camp」共同代表。「21st century ship 海旅団」代表代行。『原発事故子ども・被災者支援法』を活かす市民ネットワーク代表。


◆当日の持ち物
持ち寄りご飯、エプロン、手ぬぐい、持ち帰り用1kgタッパーかジップロック


◆場所
spaceわに
https://spacewani.com/access/

◆お申込み
https://kokucheese.com/event/index/541506/




2018年10月11日木曜日

地球暦、杉山開知君からのメッセージ

「いのちとみその輪ファンディング」は、手仕事感覚と、有機的で柔軟なやり取りを大事にしたいので、サイト作りから自前でやっています。

10月11日現在、6組のお申込みを頂いています。

その中のほぼ全員と、提案させて頂いている既存のプラン内容を、少しずつアレンジしながら、イベントやワークショップの企画をひとつひとつ作っています。

そのほか、メールや口頭でのお問い合わせを受けて、ひとつひとつやり取りが並行して続いています。

今後も、アナログで、手仕事な感覚でファンディングを育てていけたらと思います。

そして、思いの外、僕自身のテンポも含めて「急げない感じ」になっているので、締め切り自体も伸ばそうと思っています。

ご了承ください。


・・・

このたび、15年来の親友でもある地球暦考案者の杉山開知君が「どのプランに乗るというより、全託で」という形で支援、協力を申し出てくれました。

とてもありがたく、嬉しく、勇気づけられています。

今後「いのちとみその輪ファンディング」でつながる人達がみそを仕込んで食べるまでの流れを記入できるような「いのちとみそ地球暦ワークシート的なもの」を製作していこうと思っています。

これはまさに、すべてのプランを横断する企画ですね♪


以下、開知くんがブックレット「いのちとみそ」と「いのちとみその輪ファンディング」のスタートの際に寄せてくれたコメントです。

心からの感謝と敬意を込めて、紹介します。

・・・


茹でた大豆に塩と麹を混ぜて作る味噌は誰でも簡単に作ることのできる保存食という以上に、私たちを実に豊かな気持ちにさせてくれる。

出来上がったその成果物を眺めて、一杯の味噌汁を飲む時、ついついあの人にもあげたい教えたいという気持ちが芽生えるのは、きっと発酵菌や微生物たちとの共鳴を感じている瞬間なのだろう。 

味噌作りにスペシャリストなど肩書はない。

素材や場所や人などの条件で毎回違い、その瞬間の「今」があるだけなのだから。

それ故に一期一会の多様性が詰まった味噌作りにゴールはなく、各人の理想がそれぞれの発酵道を物語っている。 

各地で自然発生している手前味噌ファシリテーターたちも「発酵」を通じて、自らも人間的に「発酵」を楽しんでいるように思う。

実際、最近発酵している人物によく出会う。

できれば味噌以上にどんな人が醸したのか人にも注目いただきたい。 

そんな心躍る発酵界隈から飛び出したこの一冊は、単なる味噌作り本ではなく、発酵する民たちによる“人を醸す”、人生円熟への道標のように思うのである。

杉山開知



© Jiro Fujita(photopicnic)



杉山開知 Kaichi Sugiyama 静岡生まれ。独学で世界の暦の研究をはじめ、2007年に地球規模で時を捉えることのできる太陽系時空間地図 地球暦、HELIO COMPASSを考案。日本暦学会会員、カレンダー文化振興協会会員、日本日時計の会会員。